介護職は業界全体で慢性的な人手不足に陥っていて、数多くの求人が出回っています。
とはいえ、求人を出している事業所の全てが優良であるとは限りません。
中には過剰な労働を強いる所謂ブラック企業と呼ばれる事業所も少なからず存在します。
就職してから後悔をしないように、求人に応募をする前に福利厚生を始めとした条件に付いてしっかりと確認しなくてはいけません。
希望する事業所が優良かどうかの判断材料はいくつかありますが、特に重要なポイントとして挙げられるのが休日出勤の有無と支給される手当についてです。
休日出勤とは、文字通り会社が休日と定めた日に出勤をして仕事を行うことで、カレンダー通りに休みの一般的な会社の場合は日曜や祝日の出勤がこれに該当します。
介護職は大半がシフト制になるので休日はそれぞれ異なりますが、シフトを組まれた段階で休みに指定された日に出勤するという点では同じです。
日本では最低週1日、月換算で4日は休みを取らせることが法律で義務付けられています。
もし休日出勤の日数月に3回以上あると記載されている場合、1週間以上休みが取れないなど条件に違反した労働を強いられることもあるので注意が必要です。
手当についても、支給されないのは論外ですが、支払われるケースでも○万円は固定給の割増と書かれている時は気を付けなくてはいけません。
これは休日出勤をしても、発生する賃金が規定の金額を上回らなければ手当として支給されないという意味になります。
休日出勤はないに越したことはありませんが、人材不足の問題で避けられない所も多いのが実情です。
そのため、しっかりとお金が支給されるかが重要な判断材料となります。